賃貸経営では、管理会社との情報共有や相談のしやすさが物件運営に影響します。任せきりにせず、良い関係を築くための考え方をまとめます。

以前「収益を大きく左右する原状回復工事」で

不動産投資による収益を上げるためには管理会社さんとの付合い方も重要であると触れました。

なぜなら、このお付合いの仕方1つで収益が大きく変わる可能性があるからです。

実際に私自身が経験した例をとってお話しすると

弊社も物件管理をいくつもさせて頂いておりますが

賃貸の募集に関しては信頼する他の業者さんに任せています。

その方が上手に住み分けできて良いからです。

私達は原状回復工事が得意で、私達よりも入居者募集が上手なところがあるので

力を合わせた方がより良い成果につながります。

ある日1人のオーナー様から「空室を埋めてほしい」というありがちな相談を受けました。

聞けば、今お世話になっている管理会社さんに賃貸の募集をしてもらっているが、1年以上空室が続いているとのこと。

さすがにローンの支払いなどの事も考えると、1年空室は厳しいです。

原因を調べるために複数の質問に答えてもらい、そのお部屋を見に行きました。

お部屋はタワー型のワンルームマンションの1部屋でした。

建物は高級感があり、セキュリティーもしっかりしています。

お部屋に関しては、1年も空室になるようなお部屋ではないと思いました。

聞けば、現状の管理会社さんとの馬が合っていないようでした。

私はすぐに、ひいきにしてもらっている賃貸募集専門の会社の、しかも仲の良い担当者に連絡を取り

一緒に部屋を見てもらいました。

するとその担当者さんからはやはり「少し手入れすれば、すぐに入居者さん付くと思いますよ」というコメントをもらいました。

早速、私と賃貸募集の担当者さんとで作戦会議が始まり

あそこをこうして、ここをこうして、それで家賃を少し上げてみて・・・

作戦会議の後

壁紙を1面だけオシャレなものに張替え、剥がれていた塗装をキレイに塗りなおし

不足している備品を整え、細かい破損部分を直すという原状回復工事を行いました。

そのあとすぐに入居者さんの募集を行い、繁忙期ではないタイミングにもかかわらず

募集開始からわずか1週間で入居は決まりました。

お部屋の空室相談から始まり、現調を行い、工事をして、入居者さんが付くまで2週間です。

いったいこれまでの空室の1年はなんだったのでしょう・・・。

私はそのお部屋のオーナー様から話を聞いて、明らかなコミュニケーション不足が原因であると

思いました。

なるべくコストをかけないように、管理会社側さんの意見を聞かずオーナー様自身でお部屋の修繕を行っていたり

入居者募集に対するコストのかけ方を間違えていた印象です。

自分だけで入居者募集を行うのであれば好きなようにやれば良いと思うのですが

全てを1人で行うのは相当大変です。

管理会社さんの意見をしっかり聞いて、尊重する部分は尊重して

その上で「自分はこう思うのだけどどうだろうか?」と相談をしてみてください。

そうしてお互いの意見を出し合い、納得し合うことが重要です。

決して一方的にはならず、感謝の気持ちを示して話し合えば必ず良い結果につながると思います。

とにかく大切なのはコミュニケーションです。

今お世話になっている管理会社さんに

・どうしたら入居が早く付くのか尋ねましょう。

・どんな原状回復工事をすると良いのか尋ねましょう。

・どうすれば管理会社さんの仕事がしやすいか尋ねましょう。

そして尋ねた問いに対してしっかり答えてくれたら、その話を聞きましょう。

まずは聞きましょう。

聞くというのは、全てをその通りにしろという事ではありません。

稀にですが、管理会社の中には自分たちが儲けたいばかりで必要のない大がかりな工事を勧めてくる担当者もいます。

全てを鵜呑みにするという事ではなく

その担当者さんの話をまずはしっかり聞いて、それに対して自分でも納得ができるか検討して

納得できない部分があれば、どこが納得できないか、なぜそれに納得できないかを明確にして

再度担当者さんに尋ねるのです。

お互いが納得し合う話し合いというのはそういうことなのです。

ただ、全てを納得するのは無理かもしれませんので、妥協点を見つけることも重要です。

この妥協点を見つけるにも、やはりコミュニケーションをしっかりとらなければ

見出すことが難しいはずです。

忘れてはいけないのは、オーナーという立場で強気になりがちな方もいますが

相手に対する感謝の気持ちと謙遜の気持ちを持って話をすることだと思います。

決して一方的になってはいけません。

ですが経験上、自分自身では一方的になっているかわからない場合も少なくないはずです。

自分が一方的かわからない場合は

担当者さんに優しく「一方的になってないかなぁ?」と尋ねてみましょう。

恥ずかしがりながらでも何でも良いのです。

そういう場合は照れながら、少し笑ってしまっても良いです。

むしろその方が打ち解け合いやすいです。

長くなりましたが、このように少しでも多くコミュニケーションをとることで

良い結果がでてくるケースは大変多いです。

コミュニケーションが苦手という方も少しづつトライしてみてください。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

株式会社リジェ・ラウレールでは、賃貸物件の原状回復工事や空室対策のご相談を承っています。物件の状態や募集状況に合わせて、必要な工事や改善点を一緒に整理します。